ヤジマのキッチンを実際に使用されている方々のキッチンの機能や生活の様子をご紹介する”Case Study”。記念すべき第1回にご紹介するのは東京都内に在住のIさんご家族のキッチンです。
Iさんファミリーは、ご夫婦とお子さん2人の4人家族。住居1FはIさんのお母さん家族がお住まいで、2F&3Fが4人の住居。3F部分はIT関連企業でお仕事をする憲介さんと、お琴や着物着付けなど日本伝統文化の先生をしている麻貴さん、ご夫婦それぞれの仕事場となっていて、この2Fに家族団欒の場所、すなわちキッチンのある空間です。
リビングとダイニング、バルコニーとキッチンが繋がったこの2F部分はお子さんたちにも目が行き届く、開放感のあるスペースになっていることが大きな特徴。オープンカウンターなのでキッチン上部の収納箇所はありませんが、その代わりキッチン下部か背面、側面に豊富な収納スペースがあり、すっきりとした見た目を保ちながら、家族4人分のお皿や調理器具をしっかり備えることが出来る空間になっています。
キッチンの天板にはご夫婦が揃って気に入ったクォーツのサイルストーンが使われており、表面硬度や耐水性があってシックな見た目ながら利便性がとても高いため、長年使用し続ける事が出来そうです。また、この新居に移ってから使い始めたというIHのコンロもお子さんがいる家庭でも安心して使える様子が伝わってきました。
このシステムキッチンのコンセプトは麻貴さんが学生時代に留学していたドイツのホストファミリーのお宅が着想になっているそう。出入りの多いキッチンまわりの動線を広く取り、動きやすく、調理や掃除もしやすい、そして来客があった時にもキッチンに立ちながら会話が出来る、”機能的で見せるキッチン”という目的に沿った、理に適った空間構成になっています。
視覚的な印象だけではなく、実際に利用する際の使い勝手の良さにも配慮されたIさんのお宅のキッチン。今回は機能面を少しご紹介させて頂きましたが、次回後編では実際の生活の中でのキッチンの役割やそこでの家族のコミュニケーションなど、キッチン導入後の経験についてお聞きしていきたいと思います。